
![[愛知県瀬戸市] 瀬戸市役所地域振興部 まるっとミュージアム課 瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会 牧 恭葉さん(28)](/system/wp-content/upimages01/travelmaster_70_1.jpg)
[愛知県瀬戸市]
瀬戸市役所地域振興部
まるっとミュージアム課
瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会
牧 恭葉さん(28)
瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会
0561-85-2730
http://www.seto-marutto.info/

1,000年のやきものの歴史を持ち、越前・常滑・信楽・丹波・備前とともに六古窯の一つでもある瀬戸。陶磁器が“せともの”と呼ばれるように、一大産地として栄えてきた歴史を持ちます。その瀬戸で現在開催されているまち歩き企画「お雛めぐり」を観光協会の牧さんに案内してもらいました。
約1,000体の雛人形 陶器に磁器、ガラス製も

瀬戸市の春を彩る「お雛めぐり」は今から18年前に始まりました。愛くるしい表情のもの、動物を模したものなど、毎年窯元等から出品される趣向を凝らした作品の数々は、眺めていても飽きることがありません。瀬戸市の文化とともに、春の景色を楽しんでいただきたいと、観光拠点施設、瀬戸蔵に高さ4m11段の巨大ひな壇「ひなミッド」を備え、約1,000体の陶磁器・ガラス製の創作雛と古布を使ったつるし雛等を展示しています。
瀬戸市は1,000年の歴史をもつ陶磁器産業のまち。窯元から伸びる煙突や、商店街に軒を連ねるやきもの店など、様々な場所で文化の面影を見ることができます。こうしたまち並みの周遊散策を楽しんでいただきたいとの考えから、まち全体を博物館に見立てた、「せと・まるっとミュージアム」構想が生まれ、文化を未来に継承していくための取り組みを続けています。窯元や工房で陶芸・絵付け・ガラス細工など、様々な創作体験が楽しめますので、世界で一つだけの逸品づくりにも挑戦してください。
(写真左)名古屋城の外堀を走っていた瀬戸電気鉄道(現・名鉄瀬戸線)や歴史・文化を見ることができる瀬戸蔵ミュージアム (写真右)お雛めぐり期間中開催されるお雛さま作り体験
古き良きまち並みの風情 住まう人々の人柄も魅力

窯道具を積み上げて作った塀が続く窯垣の小径。周辺には窯元・ギャラリーも多い
何気なく歩いていると見過ごしそうですが、瀬戸川にかかる橋の欄干や壁など、様々な場所にやきものが使われています。「窯垣の小径」も全国で瀬戸でしか見られない景色。せとものの街の風情を感じていただけるのではないでしょうか。おかげさまで幅広い年代の方々に足を運んでいただけるようになってきたのも、地域の協力があってこそ。やきものを愛し、訪れた人を温かく迎えてくれる瀬戸の人々も大きな魅力だと感じています。


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お雛めぐりの期間中、雛祭りにちなんだ生菓子を日替わりで楽しめる。
その他にも色とりどりの季節の生菓子を豊富に取り揃えている。
生菓子 1個183円~(税込)
御菓子司 吾妻軒本店
瀬戸市新道町1番地
0561-82-3825
2019年02月