【本文】

  1. トップ
  2. コラム
  3. 旅の達人
  4. より良い環境を未来へつなぐ 人々の暮らしとの結び付きを学んで

[三重県四日市市] そらんぽ四日市 四日市公害と環境未来館 学芸員 大杉 邦明さん(36) より良い環境を未来へつなぐ 人々の暮らしとの結び付きを学んで

バックナンバー インタビュー一覧[三重県四日市市] そらんぽ四日市 四日市公害と環境未来館 学芸員 大杉 邦明さん(36)

[三重県四日市市]
そらんぽ四日市
四日市公害と環境未来館
学芸員
大杉 邦明さん(36)

お知らせ

四日市公害と環境未来館
(四日市市安島一丁目3番16号 四日市市立博物館2階)
近鉄四日市駅下車徒歩3分/JR四日市駅下車徒歩20分
059-354-8065(代表)

開館時間/9:30~17:00
(展覧会への入場は16:30まで)
休館日/月曜日(祝休日の場合は、翌平日)、年末年始ほか
入館料/無料

※詳しくはHPをご覧ください

 三重県北部に位置する四日市市は県内最大の都市であり、日本有数の工業都市として栄えてきました。そんな街の中心部にあり、人々の暮らしや文化、そして昭和30年代に同市で発生した公害の歴史と教訓を次世代に伝える施設「四日市公害と環境未来館」を、大杉さんに案内してもらいました。

様々な側面から考える 地域の発展と移り変わり

 「四日市公害と環境未来館」は、四日市市立博物館・プラネタリウムに併設し、「そらんぽ四日市」の総称で親しまれています。そらんぽ四日市は、四日市の過去から現在の姿を展示するとともに、未来の環境を考える施設になっています。3階常設展入口から続く博物館「時空街道」では、原寸大のジオラマで再現された弥生時代から江戸時代にかけての四日市の街並を歩くことができます。その時代に生きた人々の骨格から再現された精巧な人形には驚かれる方も多いですね。

 そこから2階へ下ると四日市公害と環境未来館です。明治以降の暮らしの変化のなかで、どのように公害が発生し、人々が環境改善に取り組んだかを紹介しています。資料を並べるだけではなく、当時の人々が、どのように公害を捉えていたのか、数多くの証言映像も展示に取り入れています。豊かさを求める中で、環境を壊さないためにも、公害の歴史と教訓を経て、今の生活があることを多くの方に知っていただきたいですね。

(写真左)ジオラマで昔の街並が再現された3F時空街道 (写真右)映像や写真、絵本などを用いてわかりやすく展示

甦った青空、世界一のプラネタリウムから自然の魅力を再発見

四日市公害と環境未来館 環境改善の取り組みコーナー

四日市公害と環境未来館 環境改善の取り組みコーナー

 環境改善の取り組みを紹介するコーナーでは4面の壁を使い、市民や企業、行政の活動を紹介しています。改善された現在の四日市の大気の状況を数値で確かめることができ、天井の青空もそれを表しています。「そらんぽ」という名称はこの青空、入り口の「時空街道」、プラネタリウムの宇宙(そら)を繋げ、3つの“そら”を散歩する、という所から名付けられました。プラネタリウムで投映される星の数は現在世界一。JAXA(宇宙航空研究開発機構)から提供された資料も見ごたえがあります。

宇宙服のレプリカや展示が目を引くプラネタリウム入り口

宇宙服のレプリカや展示が目を引くプラネタリウム入り口

 当館では自然観察会などのイベントやワークショップも多数開催しています。「四日市にもこんな自然が残されているんだ」と驚かれる方も多く、講師が生き物の痕跡から、生態を読み解き、教えてくれるなど好評のツアーです。環境への意識が高い外国の方も多く来館いただいているので、今後もより多くの方に興味を持ってもらえるような催しを考えていきたいと思います。

おすすめ! お土産の達人

お土産

やわらかい甘さが口の中に広がる博物館オリジナル和三盆(左)…650円
焼きはまぐりパイ(右上)…120円/手造り星座クッキー(右下)…80円

2019年04月

旅コラム
国内
海外