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[愛知県碧南市] 九重味淋 みりんアドバイザー 辻野 美沙さん(24) 醸造の町、港町、寺の町 本みりん造りに学ぶ町の歴史

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[愛知県碧南市]
九重味淋
みりんアドバイザー
辻野 美沙さん(24)

お知らせ

九重味淋株式会社
(愛知県碧南市浜寺町2丁目11番地)
0566-41-0708(代表)
https://kokonoe.co.jp/

□九重みりん時代館・工場見学
[日時]平日①10:00~、②15:00~
[料金]無料
※見学ご希望の際には、お電話かお問い合わせフォームにて3日前までにご予約ください
アクセス/知多半島道路「阿久比IC」より約15分

 愛知県の中南部に位置する碧南市では、古くから醸造が盛んに行なわれてきました。市内には江戸時代から続く蔵もあり、創業から変わらぬ技を受け継ぎ、味を守り続けています。その中のひとつ、240余年の歴史を持ち、「日本最古のみりん蔵」を持つ九重味淋が今回の舞台。ここでみりんアドバイザーとして活躍する辻野美沙さんに醸造や町の魅力について伺いました。

江戸時代から伝えられる技 文化財の蔵を見学

 質の良い米が育ち、矢作川の豊かな水、温暖な気候、運搬に使う水路など恵まれた風土に育まれ、碧南の醸造文化は栄えてきました。このエリアで醸造をはじめたのが九重味淋の創始者であり、廻船問屋を営んでいた石川八郎右衛門信敦です。コクと旨みが際立ち、奥深い風味の本みりん。江戸に運ばれたみりんは、その品質の高さを評して「三河みりん」と親しまれるようになったと言われています。

(写真左)原材料を混ぜ合わせた「もろみ」を糖化熟成させる蔵
(写真右)もち米だけで作る自然な甘みと豊富なうま味。創業当時から変わらない製法で造られた本みりん「九重櫻(500ml)」も販売中。999円(税込)

 みりんの資料館「九重みりん時代館」は、創業当時から残されている貴重な資料や、使い込まれた趣ある道具の数々をご覧いただきながら、みりんづくりの足跡をたどることができる施設です。いくつもの工程を経て造られる醸造の様子を見ていただけるので、ご家族でも楽しんでいただけるのではないでしょうか。現在ではみりんに代わる調味料も多くありますが、やはりこうした歴史とともに、芳醇で香り高く風味の深い本みりんの良さを知っていただけると嬉しいですね。

レストラン&カフェでみりんの新しい魅力を提案

 レストラン&カフェ「K庵」では、みりんの可能性を限りなく表現する料理をコンセプトに、食事やスイーツを提供しています。大人気の豚角煮をはじめ、パスタやプリンなどにもみりんを使用していますので、ぜひ一度お試しください。

(写真左)レストラン&カフェ「K庵」で人気の「みりん角煮御膳」1,650円(税込)
(写真右)カフェには新感覚スイーツも。「みかわぷりん ~煮きりみりんシロップ添え~」440円(税込)

 碧南は「白しょうゆ発祥の地」とも言われており、市内にはみりん蔵以外にも、醤油蔵、味噌蔵、酒蔵などが点在しています。見学できる蔵もあるため、醸造文化を巡る散策を楽しんでみても面白いと思います。港町の名残から活気ある魚屋さんも多く、休日は賑わいを見せていますね。また、あまり知られていませんが、お寺の数が多い町でもあります。

 そんなさまざまな魅力を持つ碧南。ぜひ旅の途中に立ち寄ってみてください。

おすすめ! お土産の達人

名鉄EMOTION!限定で提供される
「マロンアイスとみりんソフトの煮切りみりんシロップかけ」は、
食べ歩きにピッタリのスイーツ。
旬の味覚がつまった一品だ。
石川八郎治商店で購入可能。
550円(税込)
 
 

2019年11月

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