2009年05月01日
「ドランチ」が、パリで話題になっている。
ものすごい昼ご飯という意味ではない。竜の家でもない。ディナーの頭文字Dとランチを続けた造語で、日曜の午後5時か6時ごろ始める、フランス人にしてはかなり早めの夕食のこと。
スープなど軽いメニューに、控えめのアルコール。夜更かししないのがみそという。朝食と昼食を兼ねたブランチと対になる。
流行の理由は明白。
夕食のスタートは、平日でも午後8時か9時。日曜ともなれば、こってりした肉料理にたっぷりのワインを夜遅くまで楽しみ、疲れ果てて月曜の朝を迎える。そんな今の生活を改めたい人が多いからだという。
昨年秋から、値段が割と高めのレストランが次々とメニューに取り入れているが、自宅で試してみた。
ふだんと変わらぬ日曜の夕食だった。
(清水俊郎)