2009年11月21日
愛知県の実家に小包を送ろうと、ソウル支局近くの郵便局窓口に持って行ったときのことだ。国際スピード郵便の用紙に何が入っているかを書いて渡したら、職員が何やら調べ始めた。しばらくして「日本には送れないものです」と告げられた。
禁制品ということらしい。困惑してどうすればいいか尋ねた。職員の答えは「戻ってくるかもしれませんが、送ってみますか」。面白いことを言う人だなと思いつつ、思い切ってお金を払った。
国際スピード郵便は郵便物を追跡できる。韓国の場合は携帯電話にメールが届き、現在地を知らせてくれる。翌朝に、「空港から発送されました」。次の日の夜に「配達されました」。すぐに実家に電話をしたら、確かに届いていた。
禁制品かどうかインターネットで簡単に調べた限り、リストには入っていない。おかげで小包配達の「実況中継」を楽しめたけれど、職員の不思議な言動は一体何だったのだろう。 (築山英司)