2009年12月22日
自宅の鍵をなくし、合鍵を作ったら劣悪だった。正確にコピーできておらず、なんとかドアが開くという出来栄え。コピー製品は中国が1番なのに、仏系大手スーパー内の店を選んだのが、失敗だったのかもしれない。
上海では、パソコン製品や、衣服やバッグなどブランド品のコピーが街にあふれている。品質は向上し、今では簡単には本物と見分けがつかない。
最近は、美人をコピーする美容整形も人気だ。中でも腕が立つと評判の整形外科医が「顧客の約4分の1は官僚とその妻が占める」と暴露した。
官僚は地位が上がるとマスコミへの露出が増え、見栄えが市民の受けに影響を与える。一党独裁の中国でも、市民の意見が少なからず、官僚の出世に反映する時代になった。
ただ、費用は業者持ちが多いという。発覚しにくい新手のわいろとして、双方に喜ばれているとか。現金、車は既に渡し済みということかもしれない。
(小坂井文彦)