2010年04月06日
夜、パリの地下鉄で強盗に遭った。車内に座りのんきに携帯電話でニュースなど眺めていたのがいけなかった。車両が途中駅に止まった途端、向かいにいた外国人風の2人組が突然襲いかかってきてもみあいになり電話を奪われてしまった。
2人組はホームに降りて逃走。こちらも後を追ったが、全力疾走は久しぶり。50メートルほどで息が上がり、へたり込んでしまった。幸い、駅の出口に巡回中の警察官が数人いて、2人組を捕まえてくれたけれど、力負け、走り負けした悔しさは忘れられない。
この街の地下鉄では毎年2万件の強盗や暴行、ひったくりが発生。3月の地方選に向け、お年寄りや女性の専用車両を提案する政治家もいる。
ただ、その名前は「弱者専用車両」。運動不足の40男まで乗せてもらえるかは分からない。
明日からジョギングと腕立て伏せを始めよう、かなあ。 (清水俊郎)