2010年11月10日
ソウル市がこのほど市内の大型公園17カ所で、愛犬のふん尿を放置した飼い主に対し7万ウォン(約5000円)の過怠料を科す措置に踏み切った。首輪をつけていない場合には、5万ウォンを科す。
同市によると、市内の愛犬数は昨年末現在で約150万匹。公園を散歩する人々との間のトラブルも増えているという。確かに、当地の飼い主が、ふんを放置するケースは目立つ。今回の措置を歓迎したい。
ところで、韓国紙の記事は「土佐犬など猛犬は口輪を装着してほしい」という市担当者のコメントを載せていた。わが家の犬を連れて散歩に出たとき、土佐犬を見たことは一度もないのだが…。
ソウル市に「なぜ土佐犬が例に挙がるのか?」と問うと、「闘犬なので代表的な猛犬のイメージがある」とのことだった。そう言われてみれば、そうかなと思う。とはいえ、日本の犬種が悪役を担わされたような気がしておもしろくはないのだった。(城内康伸)