2010年12月13日
人気のホットドッグ屋のメニューに、くねくねした足のタコの絵が描いてあった。なぜタコが? それも海がない米国中西部のオハイオ州コロンバスで?
メニューにはタコの英語名「オクトパス」とホットドッグを合わせた「オクトドッグ」と書かれ、「マカロニとチーズをかけたタコのホットドッグ」と料理を説明していた。
ゆでダコがパンに挟まれているホットドッグ? それとも、たこ焼き状のものが挟んであるのか?4.5ドルの謎めいた料理のことを細かく聞こうにも、昼時で大忙しの店員は相手にしてくれない。
ものは試し。注文してみるかと思った瞬間、子どものころに見たものが目に飛び込んできた。「あっ、タコさんウインナー」
「オクトドッグ」とは半分をタコの足のように切って焼いたソーセージをのせたホットドッグ。懐かしさと同時に、人が考えることはどの国でも同じだねと、ほほえましくなった。 (古川雅和)