2011年01月12日
「自分で試乗したが素晴らしい車だ」。カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は同州のベンチャー企業テスラ・モーターズを称賛した。1907年の開催から今年で100回目のロス自動車ショーでのことだ。
確かに加速が素晴らしい。エンジン音無しで次から次に他の車を抜いていく。一般消費者の家庭では車庫でコードを電源につなぐだけ。1晩の充電で約300キロ走る。
このショーではついにトヨタが同社と共同開発したコンセプトモデルもデビュー。トヨタは同州で大ヒットしたハイブリッド車プリウスを持つが、電気自動車では先駆者テスラと組むことに。バッテリーで組むパナソニック、タイヤのヨコハマと同じだ。
将来はGMの不振で閉鎖された工場を利用。完成車を輸出するよりも、経済摩擦防止や地域雇用創出に役立つことをトヨタは考えたに違いない。(野口修司)