2016年08月29日
飲食店が不潔だと「衛生局に言いつけてやる」という言い方をすることがある。これを自分で試してみる機会があった。
サンフランシスコ郊外のハンバーガー店で、子犬を連れた家族が入ってきた。犬は椅子に座らされ、たまに前足をテーブルに。店員は知らんぷり。
放置しておけないと考え、うまく写真が撮れたので、郡の衛生局に「補助犬とは思えない犬が・・・」と報告を提出。するとしばらくして返答があった。
担当者がその店へ出向いて指導したという旨で“言いつけた”かいがあったと思った。返答には補助動物についての資料が添えられていたので、知識を広げる機会にもなった。
障害者保護のガイドラインが連邦レベルで決められており、その中に犬と小型の馬は補助動物とすることができるとある。猫は含まれない。
犬を連れた入店者があった場合、補助犬かどうかを口頭で聞くことはできるが、書類の提示を求めるのは禁じられている。犬が胴着を着用しているとは限らず、本人が「補助犬だ」と答えれば、それで通る。手厚い保護だが、紛らわしい場合があるのでは? (岡田幹夫)