2018年07月18日
ワシントンに赴任して、うれしいことの一つは日が長いことだ。いまの日の入りは午後8時すぎ。仕事を終え、午後7時ごろオフィスを出ても、外の日差しはまだ夕方のように明るい。
家に帰り着いてもまだ外が明るい。家にいるのはもったいない気がしてくるので、普段は週末に通うスーパーに買い出しに行ったりしている。先日は知人と早めのディナーをしたら、食事を終えても外が明るいので、得したような気分になった。
日が長いと活動的になるのはみな同じで、米国人の助手に聞くと、平日でも仕事が終わった後、家族で公園にピクニックに出掛けるという。6月には日没が午後8時半までのび、アフター5をますます有効に使える。
米国では3月11日から夏時間(サマータイム)になり、時計の針を1時間進めた。いま日本の日没は東京で午後6時半ごろだから、同じようにサマータイムを導入すれば、日没は同7時半ごろになる。消費を盛り上げようと、日本政府が金曜日の早帰りを呼び掛けた「プレミアムフライデー」は不発気味。サマータイムのほうがよほど効果が大きいし、みんなに喜ばれると思うのだが。 (白石亘)