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ソウル 予定は未定の博物館

2019年05月14日

 韓国プロ野球で活躍した名選手のユニホームやサインボール、トロフィーなど、野球ファンには興味深い品々が並ぶ。もちろん中日ドラゴンズで活躍した宣銅烈(ソンドンヨル)さんのものも。2月にソウルで開かれた「先に見る野球博物館展」に足を運んだ。

 なぜ「先に見る」なのか。主催したギャラリーの職員が教えてくれた。「韓国には野球の博物館がない。計画はあるが進んでおらず、いつできるのかも分からない。それが残念で展示したんです」。釜山にできる予定だったが、運営費負担の問題で計画が中断したままという。

 1904年に米国人宣教師によって伝えられ、韓国野球は115年の歴史がある。植民地支配や朝鮮戦争など激動の時代の中で韓国野球も発展。プロ野球は年間800万人の観客を集め、最も人気のあるスポーツだが、米国や日本の野球殿堂博物館のように歴史を眺められる場所がないのはやはり残念だ。

 野球でも日韓のつながりは深い。発展に大きな役割を果たしたのは、日本で野球を学んだ在日韓国人たち。今回は展示がなかったが、博物館完成時には日本野球との関わりもぜひ紹介してもらいたい。 (中村彰宏)

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