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北京 ネクタイ替え真意は

2019年06月10日

 国会に相当する中国の全国人民代表大会(全人代)の閉幕式は午前9時から北京の人民大会堂で始まった。習近平(しゅうきんぺい)国家主席のネクタイは紫に近い青、隣に座る李克強(りこくきょう)首相は赤だった。ところが閉幕式終了から1時間もたたない同10時半に始まった記者会見では、李氏のネクタイは鮮やかな青色に変わっていた。

 中国の友人に理由を聞いたが、定まらない。有力なのは記者会見では李氏の後ろが青い壁だったため、それに合わせて青にした、という見方だ。閉幕式では習氏との色かぶりを避けるため赤にして、記者会見の前に青に替えた可能性もある。これが事実とすれば、李氏はネクタイの色すら習氏の様子をうかがって決めていることになる。

 実は李氏は外国での会談や外遊では青系のネクタイがほとんどだという。昨年5月に訪日した際も水色のネクタイで安倍晋三首相と写真に納まっている。

 いずれにしてもネクタイを短時間で替えた真の理由はよく分からない。妻にプレゼントされたのを忘れていて記者会見前に慌てて替えた、コーヒーをこぼした、などと推測する人もいた。こちらのほうが本当かも。 (中沢穣)

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