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ソウル 花見に合うのは何色

2019年07月09日

 「夜桜のライトが青や赤だったんですよ」。支局の後輩がソウル市内の桜の名所に行ったところ、花が派手な色のライトで照らされていて驚いたという。闇の中に浮かぶ淡いピンク色をめでる日本人には、「情緒がない」と思えてしまうが、色彩感覚の違いがあるのだろう。

 ただソウルでも、多くの場所では、日本と同じように白っぽい色でライトアップされている。韓国人も花見は大好きで、シーズンになると「花見に行った?」「○○ではもう咲いている」などの会話が盛んに交わされる。桜の下で飲食をする風景は少なく、散策しながら写真を撮る楽しみ方が一般的だ。

 日本で暮らした経験のある韓国人女性に、派手なライトアップのエピソードを話したところ「そういえば、日本人はどうして桜の下に青いシートを広げるの?」と質問された。淡い色の桜の下に広がる派手な青色に、違和感があったようだ。

 見慣れた風景で何も思っていなかったが、確かに初めて見る人には奇異に映るのかもしれない。「多分、業務用ブルーシートが大きくて安いから」と答えつつ、花見に合うのは何色だろうと考えた。 (境田未緒)

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