2019年08月25日
日本では近く参議院選挙が行われるが、英国の選挙当日は政治とは別の形でも盛り上がる。愛犬家たちがツイッター上で、飼い犬のかわいさを競うのだ。
飼い犬と投票へ赴き、投票所の看板と一緒に犬を撮影。写真に「#dogs at polling stations(投票所に犬)」と添えて投稿する。
犬の名前や種類だけでなく、「最後のひと押しを」「投票所はまだ開いています」などと書き込み、投票を呼び掛ける愛犬家も少なくない。英BBC放送も投稿について伝え、投票率アップに役立てる。
英メディアによると、2015年の総選挙時には既にはやっていたようだ。当時、飼い犬を投票所内に連れて行けるのかという議論もあり、犬を大切にする国民性と相まって人気が出たのかもしれない。もちろん、「投票権を行使した」というアピールの意味合いもあるだろう。
5月の地方選や欧州議会選では犬に加え、ネコやウマ、ニワトリも投稿に登場していた。政治を巡る議論が好きな英国人。選挙当日には、同時に動物への熱い思いも感じられる。
(藤沢有哉)