2019年09月11日
ポーランド北部グダニスクに出張する際、あいにくホテルが満室だったので、「アパートホテル」を初めて予約した。
メールで届いた予約確認には「フロントはありません。鍵の受け渡しは電話で問い合わせを」とあった。どうやら、いわゆる「民泊」のようだった。
電話してみると、すぐブチッと切れた。数分後、その番号から「宿泊当日に連絡する」とショートメールが来た。不安に思いつつも、当日には鍵の受け渡し方法が届いた。
指定された場所で鍵は手に入れたが、その場所は予約サイトに書かれていた住所とは違っていた。部屋は一体どこなのか。サイトにあった住所に行ってみても、それらしい部屋は見当たらなかった。
やむなく再び電話。でも、またブチッ。仕方なくメールを送ると、「なんでそこにいるの?」との返事が。実は鍵箱が玄関にあった部屋が予約した部屋だったのだ。
部屋は清潔で快適。でも一連のやりとりはすべてメール。顔も見えず、声も聞けない宿主は一体何者だろう。チェックアウトを伝えたメールには返事すらなかった。 (近藤晶)