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韓国・光州 骨組み丸出しも納得

2019年10月03日

 プールや飛び込み台の周囲は骨組みの鉄柱があらわになったまま。なのに建築責任者は「95%完成した」と言う。韓国・光州(クァンジュ)で12日に始まった水泳の世界選手権。開幕前に各競技会場を見学する機会があったが、見た目には「これで完成なの?」と感じる施設ばかりだった。

 「既存施設の活用が今大会のコンセプトです」。大会関係者の説明を聞いて納得した。1万1000人を収容するメインの競泳会場は、大学のプールに観客席を増築。アーティスティックスイミングは、公共の体育館の床を撤去してプールを設置した。水球と、高さ27メートルから飛び込むハイダイビングは、それぞれ大学のサッカー場にプールを仮設。大会後に撤去するため簡易なつくりになっている。

 昨年に冬季五輪・パラリンピックを開いた平昌(ピョンチャン)もそうだが、五輪や世界選手権などスポーツの国際大会を開催し、会場の建設費や大会後の維持費の負担に苦しむ自治体は少なくない。既存施設を活用すれば撤去費用は必要になるものの、巨額な建設費や維持費はかからない。光州のようにコストを抑えたコンパクトな大会は、今後も広がっていくだろう。 (中村彰宏)

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