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北京 連休どこに消えた?

2020年03月31日

 来年の祝日が発表された。しかし、よく見ると中秋節の連休がない。来年は旧暦8月15日の中秋節が、新暦では建国記念日の10月1日にあたるため、建国記念日の連休と一緒にされたらしい。そのためか今年より1日長い8日間の連休となった。

 なにか損した気分になるが、今も旧暦を重視する中国ではよくあるという。2008年に中秋節の連休が導入されて以来、建国記念日の連休中に中秋節を迎え、連休が合体されたのは17年など数回あった。ネット上でも仕方ないとあきらめる声が多いようだ。

 一方で恨みの声が上がるのは「調休」という制度。中国では出勤日の数を確保するため、連休周辺の土日が平日扱いになることがある。例えば来年の建国記念日兼中秋節の連休前後は、9月27日の日曜と10月10日の土曜が平日扱いだ。銀行などは開くが、外務省の記者会見は休みになり、半分だけ平日のような中途半端な雰囲気となる。

 長く休むために土日も働く、という不思議な制度は世界的にも珍しい。中国では政府の人気取りのためか、連休が増える傾向にある。この制度もいずれなくなるかも。 (中沢穣)

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