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ソウル 魅惑の「あんバター」

2020年04月06日

 「近くにベーグルがおいしい店があるんだ」。韓国人の知人男性2人と昼食後、コーヒーを飲もうと提案されたのはおしゃれなカフェ。さまざまな種類のベーグルが並ぶ中、知人が「これが一番人気」と注文したのは「あんバター」だった。

 トーストにバターを塗ってあんをのせた「小倉トースト」に慣れ親しんで育った身には、何とも懐かしい味。聞くところによると韓国では数年前、ある店があんバターパンを売り出したところ、おいしさと「インスタ映え」で大人気となり、他の店にも広がったという。

 注意してみれば、おしゃれなカフェやパン店を中心に、フランスパンやキューブ形のパンなどを使った各店独自のあんバターパンが並んでいる。無塩バターを使う店が多く、少し塩気がほしいと思うこともあるが、すっかりはまってしまった。

 ただ悩みもある。韓国のあんバターパンはインスタ映えするだけあり、どの店のパンにも、5ミリ以上の厚さのバターとあんこがたっぷり。「おいしく食べればゼロカロリー」。韓国で知ったこの名言を自分に言い聞かせつつ、食べ歩きを楽しんでいる。 (境田未緒)

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