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米ロサンゼルス 日ごろの不摂生痛感

2020年05月23日

 先日、米国の西海岸を友人と周遊旅行した。真っ先に訪れたのは人気のビュッフェ。一番人気はゆでたてのカニで、皿いっぱいによそってもらった。カニの殻を割るハサミが見当たらないので、ガブリと脚の殻をかんで割り、すぐに平らげたのだが、どうも口の中に違和感が。

 恐る恐る鏡で確認すると、前歯の一部が欠けているではないか。旅行初日からのトラブルにショックを受け、「ガツガツ食べすぎたからかな」と友人に弱音を吐くと、「きっと歯が弱ってたんだよ」と冷静なひと言。ともかくクヨクヨ考えても気分が落ち込むだけ。旅を楽しむためしばらく歯のことは忘れ、気持ちを切り替えることにした。

 翌日からグランドキャニオンなど観光地を回った。記念写真もたくさん撮ったが、笑顔で納まった写真も前歯がすきっ歯になっていてさまにならず、どうにも歯が気になって仕方ない。

 そこでロサンゼルスで日本人の歯科医院を見つけて駆け込むと、「もともと虫歯で弱っていた歯が、カニをかんだ衝撃で割れたみたいですね」と診断された。欠けた歯は無事治してもらえたが、日ごろの不摂生を痛感した旅だった。 (白石亘)

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