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ソウル 凍らず釣りかなわず

2020年06月20日

 この冬は韓国も例年よりも暖かかった。最高気温が氷点下だった日は数えるほどだった。過ごしやすかったのは確かだが、残念だったこともある。

 「気温が高いのでツアーは中止にします」。2月中旬、北朝鮮と接する地方都市、華川(ファチョン)を訪れるバスツアーの担当者から連絡が来た。冬の風物詩となっている「ヤマメ祭り」に昨年初めて足を運び、凍った川の上での釣りや新鮮な料理を満喫。今年も楽しみにしていたが、川の一部しか凍らず、規模が縮小されたためツアーは取りやめになった。

 来場者は昨年の180万人から43万人と大幅に減った。華川は3万6000人の軍人が駐留する「軍事都市」だ。祭りの経済効果は、1000億ウォン(約90億円)以上といわれ、来場者の減少は、地域に与える影響も大きい。

 この冬は、華川だけでなく平昌(ピョンチャン)のマス祭りなど多地域のイベントも同様に変更を余儀なくされた。華川では、ボート釣りなど暖冬にも対応できる方策を検討するというが、氷上での釣りは寒い冬ならでは。来年は楽しめるといいのだが。 (中村彰宏)

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