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ニューヨーク 「Zoom疲れ」実感

2020年08月18日

 いまだに気が重い。話すときに見るべきは、カメラのレンズか、画面上の相手か。回線が途絶えたら、どうしようか-と。

 米ニューヨーク市で新型コロナウイルス対策に伴う外出制限が2カ月を超えた中、取材にも日常生活にも欠かせないのが「Zoom」などのウェブ会議ソフト。移動の労力や時間を削れるといった利便性を実感しつつ、対面で話すより気疲れや緊張を覚えやすいのは、私だけか。

 実は「Zoom疲れ」が話題になっている。米ミシガン大のプリティ・シャー教授(心理学)によると、直接対話の方が「視覚的手掛かり」に依存する部分が多く、聞き手の賛否や注目度、誰か他に話したい人がいるかどうかが分かりやすい。ウェブ会議では反応を把握しにくい上、身なりや部屋への自意識、技術的な問題も気が散る要因になりやすい。
 とはいえ、息子たちは毎日のように学校の先生や友達と「ミーティング」と称するウェブ会議で笑い声を上げ、Zoom疲れなど、どこ吹く風。そんな様子を頼もしく眺めていたら「映っちゃうから向こうに行って!」と。子どもには親の目がZoom疲れのもと?
 (赤川肇)

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