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ソウル 観客の熱気がないと

2020年08月27日

 ファンあってこそのプロ野球。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、無観客で開幕した韓国プロ野球を球場で取材して強く感じた。

 ボールがキャッチャーミットに吸い込まれる音や、ベンチにいる選手やコーチの声も観客席まで届いてくる。普段はファンの声援にかき消される音や声が聞こえ、新鮮ではあるが、ホームランや好プレーにも歓声が起こらないのは、やはり物足りない。テレビやインターネットの中継用に応援するチアリーダーたちのパフォーマンスも、ファンの反応がなくいまひとつ盛り上がりに欠ける。

 「ファンの声援が力になる」。選手たちがよく口にする言葉だが、実際に無観客でプレーして声援の力を感じているだろう。ある選手は「声援がないのは変な感じがする。ファンがいないのが残念だ」と話す。

 今後は、状況を見ながら入場できる観客数を段階的に増やしていく方針で、満員に埋まったスタンドで観戦できるのはもう少し先のことになる。

 ファンの熱気に包まれた球場でビールを飲みながら、一投一打を楽しむ。その日が待ち遠しい。

 (中村彰宏)

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