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ロンドン 彼女への愛は今でも

2020年10月20日

 外出制限で落ちた体力を取り戻そうと7月中旬の週末、ロンドン中心部で、ウオーキングをした。場所はハイドパークと隣のケンジントン公園で、合わせて東京ドーム53個分の広さ。豊かな自然の中、英国人の愛情にも触れた。

 ケンジントン公園にはリスなどの他、フクロウやカモなど150種超の野鳥が生息。あちこちで家族連れがえさを掲げ、野鳥が来ると子どもが歓声を上げる。一方で、野生動物の生態や自然保護の大切さを解説した掲示板前には、内容をわが子に教える親の姿が。こんな日常体験が英国人の動物好きな気質を育んでいる気がした。

 ウオーキングのゴールのケンジントン宮殿前では山積みの花束を目にした。門扉には「59歳おめでとう」との誕生日カードがずらりと張られている。

 その1枚には「あなたは希望と献身性、愛を吹き込むために生まれた。王冠の宝石みたいな存在だった」との言葉が。お祝いの相手は7月1日生まれで、かつて宮殿で暮らした故ダイアナ元妃。事故死から23年。でも、慈善活動に熱心で、国民と積極的に交流した彼女は今も愛されている。 (藤沢有哉)

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