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独オラニエンブルク 収容所写真と日本人

2020年11月29日

 ベルリンから北へ電車で1時間弱のブランデンブルク州オラニエンブルクにある「ザクセンハウゼン強制収容所」跡を訪ねた。ナチスが設置した収容所の中では最もベルリンに近い。

 建設されたのは1936年。看守らの訓練にも使われ、モデル収容所の役割を担った。敷地の隣には、支配地域の全収容所を統括する「強制収容所監査部」も置かれ、いわば収容所システムの中枢だったといえる。

 着いてから気付いたのだが、新型コロナウイルスの影響で、屋内展示は午後3時までになっていた。「3密」を避けるためどこも順番待ち。結局、屋内を見学できたのは収容者のバラックと、「A塔」と呼ばれる収容所入り口の建物だけだった。

 そのA塔で「日本の高官」と説明が付けられた1枚の写真に目がとまった。撮影されたのは収容所開設翌年の37年12月。軍服姿の日本人一行が視察に来ているように見えるが、詳細は書かれていなかった。

 ザクセンハウゼンに収容されたのは当初、反ナチスの政治犯が多かった。写真の日本人たちは、ナチスの収容所システムを参考にしようと考えていたのだろうか。 (近藤晶)

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