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北京 あなた、給料いくら?

2020年12月29日

 「ところであなたは、給料いくらもらっているの?」。北京市内の飲食店。取材で初めて会った会社経営者の男性(42)に、会話を始めて早々に給料の金額を聞かれ、いつものように一瞬、言葉につまった。

 中国人と雑談をしていると、初対面の人でも、家族構成や職業といった基本的な質問と並んで、収入を聞かれることがある。日本人の感覚からすれば聞きにくい質問だが、こちらでは気軽に尋ねられる。

 最初は、どう答えるべきかとまどうこともあった。北京の一般会社員の給与は日本の半分かそれ以下といったところ。正直に答えることで、相手がどう感じるか分からなかったからだ。

 ただ結局は、ざっくりとした金額を伝えている。答えにくいことを相手に聞く記者という仕事上、自分がきっちり質問に応じないと始まらないからだ。

 友人の20代女性は「年配の人はすぐに収入を聞いてくるけど私は好きじゃない。デリカシーがないと感じる若者が、増えているのでは」と話す。中国でも日本と同じように会話の「世代間ギャップ」が進んでいるのかもしれない。 (坪井千隼)

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