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ソウル キムチ作りがピンチ

2021年01月04日

 親族や近所の女性らが集まって、ハクサイを塩漬けにし、トウガラシやエビなどの海産物を混ぜた真っ赤なヤンニョム(薬味)をもみ込む。

 朝鮮半島で毎年11月から12月にかけて風物詩となっているキムチの漬け込み「キムジャン」。1日の平均気温が4度以下、最低気温が氷点下になるころが最適という。

 11月上旬、手作りキムチに挑戦してみようかと意気込んで、ハクサイが安く手に入ると評判のソウル市内の市場を訪れてみた。だが、予想とはかけ離れた高値に、衝撃を受けた。普通サイズで1玉8000ウォン(約750円)ほど。夏場、2つの台風などで洪水が起き、例年の1.5倍ほどに高騰しているという。

 値切り交渉をすると、男性店主が嘆いた。「まけてあげたいが、今年は台風と新型コロナウイルス危機という“二重苦”で厳しい。中国から安い輸入品も入ってこない」

 それを聞いて、北朝鮮の食糧事情が心配になった。洪水とコロナ禍に加え、核兵器開発に対する国際社会の制裁も続いて、“三重苦”にあるという。厳冬を前に、庶民はキムチを作れるのだろうか。 (相坂穣)

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