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北京 色鮮やか 漢服ブーム

2021年01月15日

 北京市中心部の歴史的な街並みが残る一角を散歩していたら、若い女性2人が色鮮やかな「漢服」を着て写真を撮り合っていた。

 漢服は漢族の伝統的な衣装として、唐や宋、明の時代を中心に着用された。日本にも伝わり、和服に大きな影響を与えた。昔話「浦島太郎」の乙姫様の格好といえば、イメージしやすいだろう。

 日本人にもおなじみのチャイナドレスは中国では「旗袍(チーパオ)」といい、最後の王朝の清を築いた満州族の民族衣装が基になっており、中国人の多数を占める漢族の民族衣装ではない。

 この漢服が近年、若者の間でブームになっているという。「写真映え」するとのことで、漢服姿をSNSに載せる人も少なくない。女性2人組もその目的で来たといい、「古い街並みが漢服に合うと思って。かわいいでしょう」と答えた。

 旗袍は着ないのか聞いたところ、「年配の人が着る古くさいイメージがあって、あまり好きじゃない」との返事。「時代でいえば旗袍の方が漢服よりも何百年も新しいのだけれど」と心の中でつぶやきつつ、その場をあとにした。 (坪井千隼)

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