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ワシントン 検査の行列 思い複雑

2021年01月22日

 首都ワシントンで11月中旬、新型コロナウイルス感染の有無を調べる無料のPCR検査を受けようと会場を訪れたところ、順番を待つ長蛇の列ができていた。第4木曜日(今年は同月26日)の感謝祭に合わせて帰省する前の「駆け込み検査」が相次いだためだ。結局、検査まで約3時間を要した。

 日本人が正月を楽しみにするように、多くの米国人が家族らと過ごす感謝祭を楽しみにしている。普段、離れ離れに暮らしているならなおさらだ。行列は久々の帰省前に「陰性」を証明し、自らを、家族を安心させたい人が多いことを示す。

 記者には検査の数日後、陰性の結果が届いた。多くの人たちが、私と同じようにほっとして、帰省したに違いない。だが、検査を受けない人の方が圧倒的に多い。感染者が一斉に散ったらどうなるか。陰性の人が故郷で感染して戻ってきたら…。そう考えると素直に喜べなかった。

 実際、連休明けには、1日の新規感染者が22万人を超えるなど悲惨な数字が更新されている。もうすぐクリスマスの休暇を迎える。検査会場にまた長い行列ができると思うと、複雑な気持ちだ。 (岩田仲弘)

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