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ワシントン 国旗が掲げられた朝

2021年01月27日

 米大統領選の直前、地方の道路を車で走ると各家の庭先には「トランプ・ペンス」のヤードサイン(看板)が多く掲げられていた。一方、ワシントン郊外の自宅周辺の地域では民主党支持が強く、「バイデン・ハリス」の看板が立ち並んでいた。

 投票日が近づき、自宅向かいの家の芝生には10枚以上が所狭しと立てられた。今回の選挙にかける民主党支持者の熱量が伝わってきた。それは投票日の11月3日が過ぎても、しばらくそのままだった。

 民主党のバイデン前副大統領の勝利がようやく決まってから2日後の朝。徹夜仕事の帰りにバス停から自宅まで歩くと、各家の看板のほとんどが取り去られていた。それを見て「やっと決着したんだな」と実感がわいた。向かいの家の看板も、1枚だけ残しほかは全部なくなっていた。その隣家の玄関には代わりに米国国旗が掲げられていた。

 「米国にとって素晴らしい日だからよ」。玄関先に出ていたその家の女性は、国旗を掲げた理由をそう語った。米国、そして世界にとって本当にいい日だったと言えるかどうかは、バイデン氏の今後の仕事ぶりにかかっている。 (金杉貴雄)

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