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ベルリン 男女共同参画の行方

2021年02月13日

 ドイツでは新型コロナウイルス対策の都市封鎖(ロックダウン)が月末まで延長され、学校や保育園の閉鎖が続いている。

 ベルリンに住む支局スタッフの女性も、オンライン授業になった息子の世話をしながら自宅でのテレワークが増えた。彼女の友人で研究職の女性は春のロックダウンの時、子ども2人の面倒を見るため、仕事を辞めざるを得なかったという。ドイツでも「子育ては女性」という意識がまだまだ強いようだ。

 メルケル首相のドイツは、男女共同参画が進んでいるようなイメージがあるが、連邦議会(下院)で女性議員の割合は約3割にとどまる。先進7カ国(G7)で最下位の日本より多いが、G7では真ん中だ。

 大企業の役員に至っては女性比率が1割ちょっと。女性閣僚からは「能力ではなく、構造的な問題」(ギファイ家族・女性相)といった指摘もある。性別による不平等を是正するには男性側、特にオジサンたちの意識改革が不可欠だと思う。

 だが、今期限りで引退するメルケル氏の後継候補に名前が挙がる政治家は男性ばかり。男女共同参画の議論が後退しないか気がかりだ。 (近藤晶)

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