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ソウル 当落はスペック次第?

2021年04月01日

 「棟代表候補に出馬しました」。ソウル市内の自宅マンションのエレベーターに貼られた選挙ポスターの内容に、驚いた。

 棟代表は日本の集合住宅の自治会役員に相当する存在だが、候補者は、顔写真とともに、生年月日のほか、出身大学、職歴、ボランティア、宗教活動まで披露している。日本人の私には個人情報を露出しすぎに見えたが、韓国紙記者の友人は、地位や所得など「スペック」重視の韓国では珍しくないという。

 「安全で清潔な品位ある住民の自負心!」「地域を代表するブランド・マンションにする」。公約にも、見えを飾る人が多いとされる韓国らしさが漂う。

 友人は、日常のあらゆる場面で選挙を行う国民性が反映されていると説明した。韓国の新聞では、編集局長を一般記者の投票で選出する社まであるという。長く軍部独裁が続き、民主化運動の末、1987年に大統領直接選挙を復活させたという経験も影響しているのだろうか。

 次期大統領選まで1年を切った。来月には前哨戦とされるソウル市長選も控える。いよいよ本番を迎える韓国の選挙の季節がどんなものになるのか、楽しみになった。 (相坂穣)

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