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ワシントン 桜ラン 今年もできず

2021年04月06日

 米首都ワシントン中心部の緑地帯ナショナルモールとポトマック川の間に、川の潮位を調整する「タイダル・ベイスン」と呼ばれる人工池がある。約3キロの池の周囲には、ジェファソン、フランクリン・ルーズベルト両元大統領やキング牧師の記念碑があり、歴史の変遷を感じながら走ることができる、ぜいたくなジョギングコースでもある。

 しかも春には、1912年に東京市(当時)から贈られた苗木を起源とするソメイヨシノが咲き誇る。米国立公園局は、首都の桜が4月2日から5日にかけて満開になる予想を発表。待ち遠しいばかりだが、同時に「近寄るのは控えて」と市民らに求めた。昨年と同じく新型コロナウイルスの感染を防ぐためで、近く規制線が張られる見通し。恒例の「全米桜祭り」もバーチャル方式を中心に実施されることが決まった。

 2年間の赴任期間中、桜をめでながら池の周りを走ることはかなわなかった。とても残念だが、桜の寄贈から110年の節目となる来年には、美しい桜のトンネルと花びらのシャワーで市民を迎えてほしい。つぼみが膨らみ始めた枝を眺めつつ、そう願った。 (岩田仲弘)

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