【本文】

  1. トップ
  2. コラム
  3. 世界の街
  4. 中国
  5. 北京 デジタル通貨の狙い

北京 デジタル通貨の狙い

2021年08月12日

 北京で6月中旬、デジタル人民元の実証実験が行われ、総額4000万元(7億円)が抽選で市民に配布された。友人が運良く当たったので、どのように使うのか見せてもらった。

 ネット上で希望者を募り、当たった人は200元を指定店で期限内に使うことができる。今回は記者と友人ら3人でラーメン店で食事をし、代金をデジタル人民元で支払ってみた。友人がスマホの専用アプリを立ち上げQRコードを提示すると、店員は端末でコードを読み取り一瞬で支払いが完了した。

 店員が使った端末は、いつもの電子マネー用の端末と同じ。店員は「操作は簡単でまったく手間にならない」。友人も「デジタル人民元は、いつもの電子マネーと使い勝手は一緒だ」と話した。

 中国政府がデジタル人民元の導入を急ぐのは、電子マネーを管理する企業が握る個人の決済情報を「国が独占したいからだ」との見方が強い。電子マネーの普及が進んだ中国だけに、政府がデジタル人民元の導入を本格化すれば、おそらく普及に時間はかからず、国の個人情報管理はますます徹底されるのだろう。 (坪井千隼)

ぶらっ人お薦めツアー

    現在この情報はありません。

旅コラム
国内
海外