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ロシア・ズナメンスク 酒好きには痛い1日

2021年10月18日

 ロシアは酒好きの人が多い。

 ロシア西部のカリーニングラード州でロシア軍の演習を取材したときのこと。首都モスクワからの記者や軍人を乗せたバスは、ズナメンスクという街のスーパーで止まった。午後2時。ロシア人記者たちの目的は酒だった。

 ところが店内に酒が見当たらない。レジの女性店員が「きょうはお酒を販売しない日」と説明するので皆びっくり。バスで気持ち良く飲むはずが、ジュースや水で我慢する羽目に。

 カリーニングラード州の事情に詳しいテレビ局カメラマンによれば、この「節酒令」は本当らしい。新しく就任した知事が酒類販売日を制限すると決めたのだという。

 新型コロナウイルス流行後、ストレスから酒をあおるロシア人が増えているとの報道はあった。「つい飲んでしまう市民」に節酒令の効果はあるかもしれない。

 だが東のプスコフ州に移ると一行が泊まったホテルは、宿泊客にワインボトルを進呈していた。「酒はほどほどに」という州もあれば、「さあ飲めよ」の州もある。一貫性のなさがロシアらしい。 (小柳悠志)

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