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中国・敦煌 現地で飲むのが1番

2021年11月12日

 そうそうこの味だ、と少しうれしくなった。甘粛省敦煌への旅で、炭酸飲料「大窟(ダーヤオ)」を久しぶりに味わった。甘ったるくて少し強めの炭酸が、羊肉をふんだんに使った味付けの濃い料理に合う。よく言えば懐かしい味、悪く言えば安っぽい味だ。飲食店では大きめの瓶入りを置いていることが多く、ウーロン茶くらいの色のオリジナルと、薄い黄色のオレンジの2種類がある。

 数年前に内モンゴル自治区を訪れた時に初めて飲んだ。瓶の説明書きを見ると、同自治区フフホトの会社が製造元らしい。ほかに東北地方への出張などで見かけたことがあるが、北京や中国南部ではあまり見かけない。そういえば甘粛省は同自治区と接しており、「大窟」の勢力圏なのだろう。

 北京に戻ってからも飲みたくなり、ネット通販で6本セットを注文した。家に届いた瓶をさっそく開けたが、敦煌や内モンゴルで感じたほどおいしくない。現地の乾燥した気候や料理に合うのか、旅先の気分が錯覚させただけなのか。あれほど喜んでいた子どもも手を出さない。残り5本の大きな瓶が戸棚の奥に陣取っている。 (中沢穣)

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