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北京 中国のガラパゴス化

2022年01月11日

 新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、多くの観光地や博物館が入場人数を制限するために事前予約制を導入している。生活サービスアプリに個人情報を入力するだけで予約できるのだが、パスポート番号を入力できないなど外国人にとって不便なサービスも増えてきた。

 先日、北京の故宮博物院の予約をした際には、アプリが外国人の子ども割引のチケット購入に対応しておらず、結局はコールセンターの人の指示に従って予約した。別の博物館でもネットでの予約ができず「当日窓口に並んでください。まだチケットが残っていれば入れます」と言われ断念したこともある。

 外国人に対応していないホテルも増え、バックパッカーに人気だった地方の民宿の多くは外国人の宿泊を断るようになった。旅行や出張に来る外国人がほとんどいなくなり、思考が内向きになっていると感じる。

 政府の宣伝もあり「社会主義はコロナに勝った」との認識が浸透し、外国からの感染を極端に恐れる意識も醸成されている。しかし、この意識は、世界が「ウィズコロナ」に移行した時に、中国のガラパゴス化をもたらす気がする。 (白山泉)

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