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ロシア・ヤクーツク はるかなる物資の旅

2022年01月25日

 ヤクーツクはロシアの極東サハ共和国の中心都市。冬は極寒で、私が着いたときは氷点下30度だった。

 スーパーに入ると野菜の品数が少ない。値段も高い。産地は葉物であれば近くて1000キロ先、果物に至っては6000キロ以上離れた中近東から取り寄せたものだ。気候が厳しいから「地産地消」は難しいらしい。

 だが、住民に聞くとヤクーツクはまだ「まし」という。近くまで鉄道が走っている。飛行機も頻繁に他都市と結んでいるから輸送手段はたくさんある。

 同じサハ共和国でも、北極圏の街はヤクーツクから川船や飛行機を使って物資を届ける。運賃が上積みされ、小売価格もアップ。さらにトラックを使ってその街の郊外に商品が運ばれると、いっそう高値に…。

 サハ共和国は金や石炭、ダイヤモンド、レアメタル(希少金属)を産し、住民の所得平均も比較的高いから、食品が高くても生活していけるそうだ。

 スーパーで買ったヨーグルトは製造日が3カ月前。長期保存が利く商品だから問題はないようだが、新鮮な食品が手に入れにくい土地だと痛感した。

  (小柳悠志)

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