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エジプト・シャルムエルシェイク 故郷思い働き生きる

2022年08月05日

 仕事が見つかった、ウクライナ避難民のオリーナさん(44)から電話があった。東部ハリコフ出身のオリーナさんは3月末、娘(13)とエジプト北東部シャルムエルシェイクに逃げてきた。現地で取材した際に知り合い、以降、連絡を取り合っていた。

 オリーナさんは販売一筋のキャリアウーマン。ハリコフではベトナム人社長の下、ミンクの毛皮を売っていた。店を任され、売り上げは上々。9階建ての団地の最上階に住み、街と人生を愛していた。そして、多くのウクライナ人と同じように、2月24日に人生が変わった。

 シャルムエルシェイクで取材した際、オリーナさんは熱心に仕事を探していた。携帯電話にはひっきりなしに、仕事の面接を知らせるメールが届き、「ちょっと待って」と言っては返信していた。アラビア語は話せるのか聞くと、「覚えればいい。やればできる」と話していた。

 オリーナさんが手にしたのは、ダイビング店での販売の仕事。電話の声は弾み、「販売は得意」と言っていた。エジプトは文化や習慣が大きく異なり、暮らすのはきっと楽ではない。それでも「必ず国に戻る」と、踏ん張っている。 (蜘手美鶴)

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