2011年08月27日
西海岸から帰ってきたら、ワシントンのダレス国際空港に止めておいた車が動かなくなっていた。
何度エンジンキーを回しても反応がない。どうやら、バッテリーが上がったらしい。長旅で疲れている上、日も暮れ始めた。屋外駐車場には人影もない。
うんざりしたが、気を取り直し、知人に故障サービス業者の電話番号を尋ね、連絡をとった。まだ、会員になっていなかった。電話で急きょ加入手続きし、修理に来てもらうことにした。
空港は都心から車で40分ほどの郊外にある。JRや私鉄が乗り入れている成田国際空港と違い、電車はなく交通手段はタクシーやバス、車のみ。
その代わり、駐車場は成田の約8倍に当たる2万4000台以上を収容できる。空港ターミナルまでは無料のシャトルバスが走り、駐車料金も成田より断然安い。
「バッテリーチャージしようか」。修理業者を待つ間、声をかけてくれる人もいた。その都度、お礼を言って業者を頼んだと説明したが、中の1人が空港に連絡をとってくれたらしい。業者到着より一足早く空港の修理係が現れた。無料で修理してくれるという。
結局はその後に来た修理業者に頼んだが、こんなサービスは日本にはない。やはり車の国だと妙に感心した。(久留信一)