ジャンル・エリア : 三重 2009年01月14日

黄金色に輝くオニオコゼ(手前)。隣の一般的なオニオコゼとの違いは歴然だ=志摩市の志摩マリンランドで
志摩市阿児町の水族館「志摩マリンランド」で、黄金色のオニオコゼが公開され、来館者の注目を集めている。
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体長27・3センチの成魚。南伊勢町田曽浦沖で、地元漁師のカワハギかご漁で取れ、色が珍しいことから同館に持ち込まれた。
同館によるとオニオコゼは黒褐色が一般的。赤褐色や黄褐色など体色変異したものも比較的多いが、これほど黄色い個体を飼育したことはないという。
同じ水槽にいる黒褐色の同種と比べても、色の違いは歴然。飼育員は「一部の色素が欠乏したのかも」と推察するが、原因はよく分からないという。大久保修三館長は「正月早々黄金の魚とは縁起が良い。見れば幸運を招くかもしれません」と話している。
(飯田竜司)