ジャンル・エリア : 岐阜 2009年03月06日

本尊のある本堂へと向かう参拝客=揖斐川町谷汲の谷汲山華厳寺で
「54年ぶりのご開帳」-。この言葉に誘われ、揖斐川町谷汲の谷汲山華厳寺に連日、山のように人が押し寄せている。
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1955(昭和30)年以来の本尊ご開帳。秘仏の「十一面観世音菩薩(ぼさつ)像」を一目見ようと、参拝客たちは次々と本堂を目指す。
華厳寺は8世紀末の創建で、西国33カ所霊場巡りの満願札所。ここ数年は観光客の減少に悩んでいたが、半世紀ぶりのご開帳は、参道にも露店が立ち並ぶにぎわい。駐車場で開かれている町の大特産市も繁盛している。
ご開帳は14日まで。谷汲観光協会は、期間中12万人の来場者を見込む。問い合わせは同協会=電0585(55)2020=へ。
(岡本太)