ジャンル・エリア : 甲信越 2009年04月23日

常念坊の雪形が浮き上がる常念岳山頂付近=安曇野市豊科南穂高で
北アルプス常念岳(2、857メートル)山頂付近の東面に、雪形「常念坊」が姿を現した。安曇野市豊科南穂高の田淵行男記念館付近では、スケッチブックを手にした人たちが見入っていた。
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里に春を告げる雪形は、山肌と残雪が織りなす自然の芸術。「常念坊」は、けさを着た坊さんがとっくりを携えている格好に似ていることからその名が付いた。托鉢(たくはつ)をしている坊さんの姿にも見える。
同館の三沢進館長によると、「常念坊」の出現は例年よりも10日ほど早い。5月半ばくらいまで楽しめそう。5月に入れば、「常念坊」の左方に鍬(くわ)の形をした雪形「万能鍬」も姿を見せる。
(唐沢裕亮)