ジャンル・エリア : 愛知 2008年05月22日

夏の目玉料理を目指すハモ料理=南知多町篠島で
南知多町の篠島観光協会は今年から、夏の観光の目玉に高級魚のハモ料理をPRする。島周辺で捕れるハモを使ったコースを各旅館や民宿が用意。辻隆司会長(54)は「冬のフグと並ぶ柱にしたい」と意気込んでいる。
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ハモ料理は京都が有名だが、豊浜や篠島など町内の港でも5-10月ごろに上がる。多くは捕れず需要も高くないため、漁業者が家で食べたり、捨てられたりすることもあった。
かつて篠島の観光は夏の海水浴がメーンだったが、今は冬のフグが主役に。観光協会は夏場に人を呼べる素材を探していた。
21日は辻会長の旅館で、プランに携わる名鉄海上観光船の社員を招いた試食会があった。代表的な湯引きのほか、鍋や天ぷら、塩焼きなどハモづくしの料理が並んだ。
社員は「塩焼きや雑炊がおいしい」「酢の物は改善の余地がある」などと感想を述べていた。旅館や民宿は6月以降、ハモ料理の昼食や宿泊のプランを始める。
(字井章人)