ジャンル・エリア : 富山 2008年06月17日

ずらりと並んだホンマグロ=氷見市の氷見漁港魚市場で
今が最盛期の富山湾のホンマグロ漁が好調だ。氷見市の氷見漁港魚市場では十六日、今季最多の六百三十八匹が運び込まれ、「近年にない当たり年」と漁師や漁港関係者を沸かせている。
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この日は氷見沖や石川県境に近い各大型定置網に体長一メートル強、体重五〇~七〇キロの良型のホンマグロが十~百匹単位で揚がり、十五日の水揚げ分とともに競りに出された。十三日は二百九匹が競りにかけられ、連日の大漁に漁師や仲買人はえびす顔を見せる。
市水産漁港課などによると、十六日現在、五、六月累計で九・九トンに上り、過去四年の五~七月の合計と比べても四~八倍に上る。
今回の“豊漁”について、県の水産研究所は「原因は詳しい調査をしないとわからない」。一方で漁業関係者らは「サワラなど暖流系の魚が豊漁だったので、今年は対馬暖流が強いか、海水温の温暖化か」などと首をかしげている。 (美細津仁志)