ジャンル・エリア : 岐阜 2009年08月11日

川沿いの座敷で、アユ料理に舌鼓を打つ観光客=揖斐川町で
口に含んだ瞬間広がる芳しい風味から「香魚」と名付けられたアユ。揖斐川町内に点在する観光ヤナは毎年夏を迎えると、その味に魅せられる人々で連日のようににぎわう。
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洗い(刺し身)、塩焼き、煮付け、フライ、酢の物-。川沿いの屋外に設けられたヤナの座敷には、アユ料理のフルコースが次々と運ばれてくる。シメの雑炊では、その柔らかな身を堪能できる。
川底のコケなどを餌にして成長するアユは“育った川の味がする”といわれる。揖斐川、根尾川など名だたる清流にはぐくまれた揖斐川町のアユは、もちろん絶品。毎年遠くから駆けつけるファンも少なくない。
アユを捕獲する「ヤナ」に入れるところも多い。気温の上がった夏の日には、子どもたちがズボンをまくり、水しぶきをあげて遊ぶ姿がまぶしい。