ジャンル・エリア : 三重 2009年09月07日

刈り取った稲をはさがけする参加者=熊野市紀和町の丸山千枚田で
熊野市紀和町の棚田「丸山千枚田」で6日、稲刈りの集いがあった。市民オーナーら800人が千枚田保存会の指導を受けて、昔ながらの農作業に汗を流した。
- 【この記事に関連する旅】
- 「三重」の旅だより
長靴を履いてかまを手にした参加者は、ぬかるみに足を取られないよう注意しながら、黄金色に実った稲をザクザクと切って収穫した。腰をかがめる慣れない姿勢での重労働に、悲鳴を上げる人もいた。
刈り取った稲を干して乾燥させる、はさがけもした。太陽の光にさらすことで、米の甘みが増す。
オーナー制度は荒廃した棚田を復田し、保全するために導入。14年目を迎えた今年は、県内外から過去最多の139組が登録した。
(鈴村隆一)