ジャンル・エリア : 三重 2008年09月17日

今シーズン初めて水揚げされたイセエビ=鳥羽市の菅島漁港で
伊勢志摩を代表する秋の味覚・イセエビの漁が16日から、一足早く鳥羽市沖の離島で解禁となり、菅島や神島の漁港は水揚げする漁船で活気づいた。
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菅島漁港には、前日に仕掛けた網を回収した漁船約20隻が早朝から次々に帰港。市場では、鳥羽磯部漁協菅島支所の職員らが、大きさ別に手際良く分類した。
同支所によると、今年の解禁日は、大潮でうねりが小さく、エビの動きが鈍かったり網を入れるのが難しかったりし、条件はよくなかったが、それでも昨年をやや上回る約150キロが水揚げされた。仲買人に売る浜値は、高いもので1キロ当たり約4500円で昨年とほぼ同じだった。漁師らは「昨年は後半とれなくなった。シーズンを通して豊漁を期待したい」と話していた。
神島では前年の半分約250キロが収穫された。県内ではおおむねイセエビ漁は10月1日に解禁されるが、海水温が早く下がる離島は特例で、解禁日が早く設定されている。
(遠藤健司)