ジャンル・エリア : 三重 2008年09月24日

カキのシーズン到来。次々と引き揚げられるカキ=鳥羽市浦村町の生浦湾で
県内最大のカキの産地、鳥羽市浦村町の生浦(おうのうら)湾で23日、カキの出荷が始まった。今年は湾内の水温が高くならず斃死(へいし)するカキもほとんどなく、「実入り、味も上々」という。来年3月末まで関西、東海地方を中心に出荷が続く。
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鳥羽磯部漁協浦村支所によると、生浦湾でカキ養殖をしているのは85業者。波穏やかな湾内には1250ものいかだが並び、湾でのカキの水揚げ量は年約4000トン。県内シェアの65%を占める。
各いかだに漁船が横付けし、専用の機械でカキの着いた7メートルほどのロープを巻き上げると、船内にカキが次々と揚げられた。カキは各業者が海岸沿いの作業所でカキ打ちをして選別しむき身に。ほとんどが手作業で、家族総出で当たっていた。
26日から殻付きカキも含め、本格的に出荷される。
(遠藤健司)